日本では様々な祝い事に対して、ご祝儀を贈ると言う風潮があります。
お金を送ることで、その喜びを自分も感じていることを表現するとともに、相手に対して、おめでとうと言う気持ちを示すものとなっているのです。
しかし、ここで注意をしなければならないのは、そのお祝い事の種類によって、使用するご祝儀袋が異なることで、その結び目やデザインに意味を持っていることに、注意しなければならないポイントとなっています。
ご祝儀袋の違いに注意
例えば結婚式の場合には、結び切りと言う形のご祝儀袋を使用することが一般的です。
これは、結婚は1度きりのものであり、固く結ばれて解けることがないと言う願いから、この形を利用することとなっているのです。
逆に異なる結び目のものを選んだ場合には、縁起が悪いと思われたり、常識を知らないと思われたりすることもあるので、注意をしなければなりません。
新築祝いのご祝儀袋は蝶結び
しかし、このようなしきたりを考えたときに、悩んでしまうのが、新築祝いのご祝儀袋です。
新築も人生の中で何度もあるものではなく、その喜びを一生のものとしたいと言う思いから、結び切りを利用するのは良いと考えることも多いのですが、これは正解ではありません。
新築祝いの場合には蝶結びと言われる、簡単に結び直すことができる、デザインのものを利用することが一般的となっているのです。
この蝶結びは、何度でも結び直すことができるため、何度も同じ祝い事があると言う時に使われるもので、また、何度も同じ祝い事が起きて欲しいと言う思いを込めたものとなっています。
新築祝いに蝶結びを利用する意味
新築祝いにこの蝶結びを利用する意味は、新築は一生の間で、何度も経験できるものではありませんが、何度経験しても嬉しいものであると言う意味が込められているためです。
結婚の場合には、結婚自体は非常に嬉しいものですが、何度も繰り返すとなると離婚を経験しなければならないと言う問題があるため、この経験をして欲しくないと言う思いが込められています。
新築祝いの祝い袋を100均で選ぶ
このように、お祝い事の内容によって、袋は使い分けなければならないのが日本のしきたりの難しさですが、最近では、このようなご祝儀袋は、100均で気軽に買うことができるようになっているのは、非常に便利なポイントです。
最近の100均では、様々なデザインのものが販売されており、同じ蝶結びでもいろいろなデザインのものが販売されているので、相手の年齢層やその付き合いの度合いによって、最も適したものを選ぶことができます。
特に親しい間柄では、ユーモアを持っているものを選ぶこともできるので、非常に効果的な利用をすることができるものとなっています。
新築祝いの祝い袋を100均で選ぶのも、意味を考えながら探してみましょう。