専門学校で留年したら人生設計は大幅に狂う
専門学校は、将来的に就きたい職業で必要となる技術や知識を学ぶための学校です。
大学や短大よりも、より実践的な勉強をする場所ですから、目的意識を持つことが求められます。
でも、そんな専門学校で、単位や出席日数が足りないときには、どうなるのかというと留年します。
特に国家資格の取得を目指す場合には、より厳しい対応となりますから、学校側の温情にすがるのはかなり厳しいです。
そうなると、すでに就職先が決まっていたりすれば、自分の都合で断ることになります。
やむを得ない事情であればともかく、自己責任で卒業できないというのであれば、就職先が猶予してくれないこともあるので、1年後に別の就職先を探さなければいけません。
そうなると、これからの人生設計は大幅に狂います。
専門学校で留年する前に救済措置を用意
無論、進級や卒業に必要な単位や出席日数をしっかりと考えて学ばなかったのは、学生側の落ち度ですから責任は自分にあります。
とはいえ、そのまま留年によって資格取得ができず、就職が先延ばしになったり学費も余計にかかるということを考えると、なんとか回避したいと思うのは当然です。
そういうときになんとかならないのかということで、学校側に相談をすると、救済措置を用意してくれる学校もあります。
留年の救済措置!補習や追試
どのような救済措置なのかと言うと、補習や追試を行うことで足りない出席日数を補ったり、単位を認めてもらうことです。
その救済措置は本当に困った学生のために行われることですから、これで補習をサボったり追試の点数が悪ければ、流石にどうにもなりません。
補習や追試はもうあとがないことを自覚して、友人と遊んだりする時間を削り、勉強に集中するべきです。
補習や追試の授業料の負担は覚悟
その補修ですが、本来行うはずのないものなので、追加で授業料を支払う仕組みになっています。
学校および補習を受ける教科によって異なりますが、1コマあたり数千円くらいがおおよその目安です。
まとまった日数の補習を受けるとなれば、それだけで何万円もかかってしまいますが、留年をして学費を支払うことに比べれば少ない金額です。
進級・卒業をしたいのであればその出費は我慢して負担をしましょう。
専門学校の留年に備えて救済措置を調べておく
こういったことを踏まえて専門学校を選ぶときには、留年に対する救済措置があるのかを、パンフレットやオープンキャンパスでの質問会などで確認しておきましょう。
もし有料の補習が行われるとすれば、その金額について調べたほうがいいです。
はじめから留年するかもしれないような学び方をするのは問題でしょうが、いざというときには、中学や高校のように学校側がなんとかしてくれると思って救済措置がなかったら困ったことになります。
もしものときの備えて、情報を集めることは必要です。
しかし、前向きにとらえて常に向上心を持って、専門学校の勉強に専念したいものですね。