縁結びのお守りが切れてしまったとき、「切れる」ことから縁起の悪さを連想し、縁が切れてしまうことを不安に感じる方もいるでしょう。
ですが、万が一切れてしまったからといって、心配する必要はありません。
何か罰が当たるようなこともありませんので、まずは安心しましょう。
目次
縁結びのお守りが切れたのは所有者のことを守ったから
そもそもお守りというのは、持っているその人自身を守ってくれるものです。
よって、切れてしまったのは、代わりに所有者のことを守ったからと考えることもできます。
むしろ、自宅に放置して置いておくだけでは絶対に切れることがありませんし、切れたということは、それだけ日常的に肌身離さず持っていたことの証拠でもあります。
そうして大切に持ち歩いていた人に対して、罰が当たるというのもおかしな話です。
縁結びのお守りが切れたのは願いが叶った証拠
また、お守りが切れることで、願いが叶うという考え方もあります。
海外での例になりますが、スポーツ選手がよく身につけている「ミサンガ」は、切れることで願いが叶うとされています。
日本の場合、必ずしもすべてが「切れたほうが良い」というわけではありません。
それでも、日本人でも「切れることで縁起が良くなる」と考える人がいることも確かです。
縁結びのお守りが切れたのは「悪縁」だったがために切れた
その他にも、それが「悪縁」だったがために切れたという考えもあります。
悪縁であれば、むしろ切れてしまった方が自分にとっては良い結果になるでしょう。
いずれにしても、切れたことに対して、強い不安を感じる必要はありません。
縁結びのお守りが切れたときは神社に返納
ただ、いくら心配がないからといって、切れてしまったお守りをそのままにしておくことには抵抗を感じるものです。
その後の扱いについては、感謝の気持ちを持ちながら別れを告げて、いただいた神社に返納する方法があります。
神社ではお炊き上げを行い、丁寧に供養してくれるため安心して任せられるでしょう。
なお、いただいた神社が遠方の場合などは、郵送で送る方法もあります。
もちろん、郵送による対応をしてくれるかどうかは神社によって異なりますので、あらかじめ確認したうえで送る必要があります。
いただいた神社への返納が厳しいようであれば、身近な神社で受け付けてくれることもありますので、そちらへお願いするのも良いでしょう。
ちなみに、切れてしまったお守りを結びなおして使いたい、と思う方もいるかもしれませんが、切れたということは所有者を守ってくれた証でもあります。
役目を果たしたということでもありますので、やはり神社に返納したほうが良いでしょう。