子どもが大学生になるころには、親は学費の調達で苦労するのが普通です。
奨学金の利用者が半数を超えることからも、経済的に厳しいという家庭が多いのです。
大学生のお小遣い3万円はお酒代?
大学の在学期間中には成人に達するので、お酒の付き合いも出てくるでしょう。
大学生のお小遣いとなれば、高校生のころより増えるのは容易に想像できます。
平均額は3万円という現実があり、ちょっとしたサラリーマン並みでしょう。
なかには、親の自分より多いという親もいるはずです。
大学生のお小遣いの平均が3万円の理由
なぜ大学生のお小遣いの平均が3万円かというと、交友関係が広がることが大きいです。
高校生が友達とファミレスに行くよりも、大学生の飲み会のほうがお金がかかります。
ほかにもファッション代も増えるでしょうし、資格取得などのスキルアップにもお金が必要です。
特に一人暮らしをするようになると、親元を離れるので何かと出費が増えるのです。
毎月3万円ずつ子どもに渡すのは楽ではないですが、お小遣いゼロというのも抵抗があるかもしれません。
大学生のお小遣いの足しにバイト
おごってくれる友達がいるとしても、毎回おごってもらう状況はフェアとは言えないですね。
そうしたおごりが続くと、子どもの心のなかでは引け目を感じるようになり、次第に友達との付き合いは疎遠になっていくでしょう。
なかにはお小遣いが足りないと感じていても、あまり口に出さない子もいます。
自分でバイトをして稼げばいいと考える子もいるでしょう。
学生時代にバイトをしておくことはよい経験ですが、バイトが本業になっては本末転倒です。
稼ぐことが目的になって学業が疎かになり、留年をしたら経済的な損失は計り知れません。
大学生のお小遣い3万円の捻出
サラリーマンの親にとって、毎月3万円を捻出するのは容易ではありませんが、この金額にはちょっとしたトリックがあります。
お小遣いをもらっている大学生を対象にした金額であり、実際はもらっていない人が6割程度もいるのです。
昔は経済的な負担は親がすべて背負うという風潮がありましたが、現在は、そうした時代ではありません。
学費が昔とは比較にならないほど上がっている反面、サラリーマンの収入は減っているのです。
大学生がお小遣い3万円分を稼ぐ
昔と比べて収入が変わっていないという方もいますが、物価は確実に上がっています。
給料が現状維持ということは、実質的に下がっていることを意味します。
子どもにお金を渡すことが困難であれば、とりあえずお金を渡さずに様子を見るのも手です。
子どもから話を持ちかけてきたら、そのとき再度考えればいいのです。
子どもがバイトをして稼ぐにしても、月に3万円程度ならば学業には大きく影響しないでしょう。